トミーの語らい。

忘れたくない感動と喜びがありました。関わった全ての方に感謝とリスペクトを。

第2話「会話が楽しいと目的地を通り過ぎる、罠」

 

〜1台目の振り返り〜

 

▷ 7時40分 港北PA 出発

乗せてくれた彼らは普段 バー勤務。

 

休みの曜日が決まっているらしく

まず休みがかぶらない二人。

 

が、今回たまたまかぶったので

ノリで今朝、温泉に行こう!!と決め

向かっていたとのこと。(笑)

(箱根か熱海か、

すでに思い出せなくなってしまった…泣)

 

そして

「無計画だったからいいよ!」と

御殿場の方まで届けてくれることに。

 

車内では…

黒髪のひとしさんは

気さくに話しかけてくれ、

終始 秀逸なギャグを飛ばしてくれた(笑)

 

金髪のなぎささんは

運転をしながら、またに携帯を操作しては

ノリのいい音楽をかけてくれた。

 

仕事・趣味・プライベート、たわいない話で笑った。

 

1時間半くらい過ぎたか、

(初めて出会って数分なのに、

すぐ笑い合えるって素敵だなぁ…)

と感慨に耽つつ、

 

楽しくて楽しくて……

 

 

御殿場手前の

 

【足柄SA】…を………

 

 

 

通り過ぎる(爆)

 

 

 

「あれ?(笑)」

 

 

 

そして、次の【駒門PAに無事到着。(笑)

 

写真を撮ってもらい、

握手をしてもらい、

達磨にメッセージを貰った!笑

 

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私は群馬県高崎市の出身。

ヒッチハイクの出発前に帰省した時、

水澤神社で達磨を見つけ

「これはいい!!」と、ひらめいた。

 

( 達磨は、

  まず左目に、願いを込めて黒目を書き込む。

  願いが叶ったら、反対の右目を黒く塗る。)

 

無事に帰ってこれるよう願掛けなわけだが、

買ってしまって

後戻りできないようにしたわけである。笑

 

 

かくしてメッセージも頂き、

 

「これ、あげる」

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と、なぜか貰ったピアス。(笑)

 

「トミーちゃん。なんかあったら、

これで目潰しするんやで」

 

と、なかなかインパクトのある声援をもらい、

護身アイテム(?)をゲットするのである。笑

 

 

 

▷ 8時40分 駒門PA 到着

 

さて。

ここに止まろう!

って思ってたSAから逸れたため(笑)、

 

規模が小さく、

なんだか空も濁ってるし、

ほば仕事中の運ちゃんしかいないし……

 

 

少し不安になる私。笑笑

 

 

とりあえず座って、

スケッチブックから【静岡】行きを広げ

乗せてくれそうな人がいないかキョロキョロ。

 

チラチラみてくれる人は

ささやかながらいるが、雲行きがあやしい(笑)

 

 

空と私の心が、完全に一致。(爆)

 

 

そして私が考えたのは【声をかけること】。

 

理由は簡単。

ボード出して突っ立ってたら

いつまで経ってもここから出られない。

と、察したから。笑

 

そもそも車止めてくれる人や

声かけてくれる人待ってるにしたって、

車の出入りがかなり少ない。

 

それに今は、平日の早朝…

 

 

うん。ラチがあかない。笑

 

 

しばらく様子を見ていると、

一人の若めな女性が車から降り

お店の中へ入って行った。

 

 

(あ、貴重な女性…一人かな?)

 

 

しばらくして、乗ってきた車へ向かう。

 

(あ、行っちゃう…

 

間に合わないな…

 

よし)

 

 

 

駐車場のその車へ小走り。

 

コンコンコン。

 

 

運転席のガラスをノックすると、

目が合い窓がすーっと開く。

 

 

「あ、どうもすみません!

私、トミドコロといいましていま少しいいですか?」

(開けてくれたことに喜んだ感情を抑え、一生懸命しゃべる笑)

 

 

急なことに驚いた様子の中、

「はいっ」と返事をしてくれる。

 

 

「私、いまヒッチハイクをしてまして、

もし方向が一緒でしたら

よかったら乗せてもらえませんか?」

 

(ドキド

 

「あ、ハイ!いいですよ!」

 

 

(早!!!!!!)

 

 

「ありがとうございます!!!」

 

 

私の問いかけにかぶさるように

快諾していただき驚いたが、

 

ふと、

返事いただく数秒前から

左手で助手席のバックを

避けてくれていたように見えた。

 

(天使か)

 

 

緊張気味に助手席に乗り込むと、

彼女の手元に「眠眠打破」。

それをグイッとを飲んでいて、

 

(お疲れなのかな…

そんなところ運転してもらうなんて

申し訳ないな…)

 

そんな風にやや後ろめたく思っていた。

 

 

 

彼女の話を聞くと

たまたま、東京からの帰り道で

ちょうど、住まいの静岡に帰るところだったそう。

 

そして、その1時間強の帰り道が

眠くて眠くてしょうがなかったようで

「話し相手になってもらえて嬉しい!」

と言ってくれたのだ。

( その眠眠打破ね!!!良かった!!爆 )

 

ただでさえ乗せてくれたのに

その上、こんなに嬉しいことはない!!(笑)

 

 

彼女は 明るく気さくで優しかった。

ヒッチハイク乗せたの初めてで嬉しい!」

「女の子一人のヒッチハイク凄い!」

って喜んでくれたのが本当に嬉しかった。

 

 

そしてドライブしていくと海が見えた。

群馬には海が無いし、

東京にいても横浜の方はめったに行かないので、

キラキラ光る水面に ただ わくわくした。

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(景色を撮る余裕が出てきたころ笑)

 

「映る打ち上がる花火が水に反射して綺麗で

トミーちゃんにも見せてあげたいな〜」

なんて笑って言ってくれるものだから、

 

「なかなか静岡に行くことはないけれど、

また東京に来る日に

暇ができたらうちにおいでね!!」

なんて伝えた。

私の精一杯の気持ちだった。

 

 

 

かくして

 

話が盛り上がり過ぎ、

サイコーの時間を過ごしていると

 

気付くと【静岡】は

 

 

 

通り過ぎていった…………………(2回目)爆

 

 

 

彼女の行き先さえも通り過ぎてしまい

丁重に謝る(笑)

 

 

東名高速と新東名高速の分かれ道では

「どちらに行っても大丈夫!」

 

なんて言って

日本坂PAに着くわけである………。

 

 

や、これよくよく考えたら

東名高速じゃあかんやん。

予定だと新東名行くんだったんじゃん。

ってなって、

 

でも最初から止まったところも違うし

いっか(笑) ってなる。笑

 

 

同じく達磨にメッセージを頂き、

あっという間の40分が終わる。

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また会えるのが本当に楽しみで、

寂しくもあったが、

心がぽっと温かくなって彼女と別れた。

 

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なっちゃん、本当にありがとう!!」

 

 

かくして【日本坂PA】で

次のドライバーを探すのであった。

 

つづく。